連日の猛暑、高温注意報も出されていますね。
今日は七夕です。
暑い夏もまだまだこれから。
無理をせず、身体に負荷がかからない行動と休息、水分を取りながら過ごしましょう♪
エゴの揺さぶり
さて、私事ですが先週末、家族が入院しました。
今は元気モリモリで退院して帰宅しております。
家族が退院するまでに久しぶりにエゴ(自我)の揺さぶりを体験したのでシェアしてみたいと思います。
今回は家族が高熱を出して様子がおかしかったので救急車を呼び、近くの総合病院へ搬送されました。
救急車で運ばれると救急外来という場所に入ります。
次から次へと運ばれてくる人がいて、救急外来は慌ただしくも医療関係者の方々が一生懸命対応していました。
病院に着くとコロナ感染していないか検査があり、陰性と出ると次は検査です。
「2~3時間はお待ちいただくと思います。」と医師に言われ、時間どうり待っていると呼ばれ、検査結果や状態、今後の説明がありました。
こういう時って病人は自分の身体の状態に対応するので精一杯ですが、家族も精神的に穏やかではいられませんね。
家族の具合が悪い様子を見たり、周りの環境、そして、検査結果を待つ間の「何もわからない」という状況。
そして、救急外来なので周りからいろいろな声が聞こえてきます。
その声に家族が動揺していたので、現状を説明して「大丈夫だから」と声がけしていました。
大丈夫と言いながらも、私の中のエゴ(自我)が更に不安をあおるような言葉を囁き続けます。
そうです。
不安を抱く材料は目の前に山盛りあるわけで、エゴは巧みに心を揺さぶり不安にさせる言葉を囁いてきます。
これが目の前で見たり聞いたりしていない状況でのエゴ(自我)の囁きであったら、もう少し冷静にエゴの声に対応できたと思いますが、実際に見て、聞いている状態でのエゴ(自我)の声はとてもパワフルだったのです。
このような場合では、私は自分の身体をトントンとタッピングをして肉体であったり、今ここに意識を向けるように心がけます。そして、深呼吸。
これだけでも心に安堵感が訪れ、自分の心を保っていられます。(何もしないよりはいいという感じです。)
話は家族に戻って、その後、別の病院へ入院が決まり、再び救急車に乗って移動。
夜も遅い時間でした。
そして、入院先の病院に着くと伝えられたのは「退院までは面会できません。」とのこと。
病棟へ運ばれて行く家族にその旨を伝えて「大丈夫だから、頑張ってね。」と声がけして別れました。
この時点でも家族は高熱のまま。
「いったいどうなってしまうのだろう。」と更に不安に包まれたのでした。
不安を体感する
入院手続きを終えて帰宅したのが深夜。
「何かあったら携帯電話に連絡を入れます。」と看護師の方に言われていたので心が落ち着かずその夜は眠れませんでした。
考えるのは最悪なことばかり。
エゴ(自我)は恐れや不安を拡大させようと最悪妄想劇場へと誘導して囁きかけてきます。
エゴ(自我)の囁きは「今起きていることではなく、これから先への不安と恐れをあおっている」ことがとても多いです。
エゴに飲み込まれたとき
エゴ(自我)の囁きで不安や恐れを感じた時に私がまずやっていることは、
〇エゴに抵抗せず、エゴの囁きを聞き流しながら、自分の身体のどこかをタッピングして意識を今ここにいる状態にしていきます。すると、エゴの声と自分の間に距離ができてくるので不安や恐れが少し減ってくるのです。
〇恐れや不安がとても強い場合は、身近にいる家族や友人に話してみる。自分の中だけで繰り広げられているストーリーでもあるので、自分の外側に出すことによって不安や恐れが軽減していきます。
〇エゴ(自我)をボールに例えて、それを思いっきりキックして見えないところへ飛ばしてしまうイメージをする。これをするとスッキリ感が心に広がって、心が落ち着いてきます。
エゴは巧みに不安や恐れにパワーを与えてきます。
すると、ドキドキしたり、身体が震えたり、不眠になったり、食欲不振になったり、全然心地よくない状態に陥ります。
自分の好きなことをして心地よく過ごす
入院した家族のことは病院にお任せして、まずは自分の心のケアを最優先しました。
私は家族の病気を治すことはできません。
ですから、出来ないことに意識を置かず、出来る人(医療関係者)に信頼してお任せして、
家に帰ってきたときのために部屋を綺麗に掃除して、退院の時の服も準備し始めました。
まだ退院できるかわかりませんでしたけど、よい流れを想定してできる準備を始めていきました。
すると、自分の周りで起きていることを客観的に見れて、そして、自分の内側は穏やかなエネルギーが豊かに流れ始めるのでした。
「自分の内側に集中しよう。」
これが今、自分にできること。
自分の波動=周波数=エネルギーを整えること。
そして、自分でどうにもできないことは考えないのがポイントです。
そして、心が落ち着いてきたタイミングで病院から退院の連絡が入ったのでした。
家族と言う身近な存在の病気で自分の内側がグラグラしてしまいましたが、これは当たり前のことです。
しかし、自分以外の誰かをどうにかすることはできません。
そのことで落胆したり、エゴ(自我)によって不安や恐れに飲み込まれることもあります。
その自分を受容して、「そうだよね。そう思うよね。」と声がけして少し心が落ち着いてきたら自分の内側(心)を整えて行くことで心が安堵する現実が目の前にやってくるのだと改めて感じました。
最後にエゴ(自我)は悪ではありません。
エゴ(自我)にもキャラがあり、大きく分けると2つあると感じています。
一つは今回のように不安や恐れを増長されてくるブラックエゴ。もう一つは、ホワイトエゴ。こちらは、心のベクトルを上にあげて行く囁きをしてくれるエゴです。
エゴによって自分の中にいろいろな思いがあることがわかったり、エゴによって揺さぶられることで本当の望みに気づけたりもします。
ただ、ブラックエゴの場合。不安や恐れに飲み込まれてしまったときはかなり不快感があるものなので今回シェアしてみました。
ブラックエゴによる不安や恐れは、今起きていないことに対してです。つまり、囁かれることは全て大ウソな内容なのです。
何も起きていない時はそのことをわかっているのに、実際エゴがパワーを持つと飲み込まれてしまうというお話でした。
そして、このエゴ体験もこの世界だけで体験できることなのです。(^_-)-☆