過去にあった出来事で今でも嫌だったと思い出す記憶があります。
そういう時は大抵自分以外の誰かや物事に対して嫌な感情を伴っていることが多いです。
以前、自分の内側を見て行った時にある嫌な記憶を思い出したことがありました。
昔のことなのに今でも感情的になる過去だったので、どうして嫌だと思うのか見返してみることにしました。
そして、テープを巻き戻すように見返していった時に「自分に非があった」と驚愕の気づきがやってきたのです。(*_*;
このことは、コチラの記事でも書いてます。
そこで今回はどうして自分に非があると思ったのかについてシェアしてみたいと思います。
この気づきが来るまでは嫌な気分にさせられたという思いがありました。
被害者的な見方ですね。
ですが、この思い出した過去の嫌な出来事の一番最初の時点に戻ってよく観察してみると、そもそも行動を始めようとした自分の心が自分の中心になかったのに動いてしまった自分がいたことに気づいたのです。
例を挙げて書いてみます。
以前から行きたい場所があり一人で旅をしたいと計画を立て、旅の手配がすべて整い出発する日を楽しみにしていました。自分にとってはリフレッシュ休暇のつもりでした。
旅に出ることを知った友人から旅に同行したいと言われて、その時は「ウッ!」という嫌な気分を瞬間的に感じていたにもかかわらず友人に同行してもいいと返事をしたのです。
いざ旅が始まると全然楽しくなくて、楽しみにしていた旅のはずなのに物凄く気疲れして旅が終わったのでした。
そして、その旅は嫌な記憶として残ったのです。
見返して分かったのは、友人から同行したいと言われた際に「ウッ!」という嫌だという感覚が自分の内側にあったにも関わらず、それを無視して友人に同行をオッケーした自分がいたわけです。
友人に同行を断ることもできたのに断らなかった自分がいます。
「断ったら悪いかな。」
「行きたいって言っているのだからオッケーしようか。」
そういう気持ちで同行の依頼を受け入れた自分がいたのです。
しかし、本当は一人で行きたくて計画していた旅だったのに自分の望みを中心からずらして友人を自分の中心に置くようにしてしまっていたのです。
自分で自分の気持ちを嫌な気分にしていた自分がいたわけです。
自分の本心を出さないで自分の気分を悪くしていた自分に腹が立っていたから嫌な気持ちが残っていたのだと見返していたらわかって腑に落ちたんですね。
これが私の言う「自分に非があった(自分でやってた)」という話です。
自分の望みがあるのに、それがわかっているのに抑えてしまった自分。
本当はやりたくないと分かっているのに周りに合わせてやってしまう自分。
本当は言いたかったことがあるのに面倒なことになると嫌だから言葉を飲み込んでしまった自分。
そんな自分に対して内なる自分は嫌な気分になって怒っていたわけです。
「もっと私の気持ちを大切にして!」って語りかけていたのです。
それなのに記憶としては自分以外の人や物事のせいで嫌な気分になったと思っていたのです。
この気づきは大きかったですね。
自分に非があると思いたくないものじゃないですか。(笑)
でも、自分でこのことを気づけたことでより自分の気持ちに耳を澄まして行こうという気持ちになりました。
そして、これから先にまた同じようなことが起きても自分の気持ちや望みを大切にして行動することが自分を大切に心地よくしていくことなのだと思えました。
ですから、気づかせてくれた人や出来事に感謝という気持ちが自然と湧き上がってくるようになったのです。
自然と湧き上がってくる感謝の気持ち♡(それまでは嫌だと思っていた記憶だったのに、気づきが起こるとガラリと変わる!)
内観して気づけたことで嫌な過去の記憶が浄化され、今ここの自分の気持ちも心地よくなってくるのです。
今回は例として旅行の話を書きましたけれど、他にもいろいろなケースによって嫌な記憶として捉えていたことがあります。
・自分の軸がグラグラしていたのに思考やエゴに振り回されて行動してしまった時。
・本心でなくメリットを考えて行動してしまった時。
・自分が無力だと感じて相手を自分よりも上に置いて頼り委ねすぎて行動してしまった時。
・スタート時点でモヤモヤした気持ちや立ち止まりなさいと言うメッセージが降りてきていたのに動いてしまった時。
挙げて行ったらきりがありませんが、自分の内側を見て行くといろいろな気づきが訪れます。
特に思い出したくない出来事だったり、嫌な記憶には蓋をして見たくないと思ってしまうのが普通かもしれません。
無理して掘り下げて行かなきゃいけないことはないのだけれど、
見てみようと思えた時がタイミングですね♪
そして、どんな自分もオッケーだということも大切。
ジャッジメントしないで、ありのままを見つめて気づけたことを受け取って行くプロセスです。
全て自分が悪いという話ではありません。
自分以外の人や物や出来事のせいで嫌な思いをしたと原因を自分の外側に置いていたものが、実は自分が自分に嫌な思いをさせていたのだと気づいたときの驚愕( ;∀;)。
気づけたことは宝でこれから先に活かしていけばいいですよね♪
自分の外でなく、自分の内に全てがある
この言葉の意味はとても深いです。
そして、自分以外の誰かや何かがあるから気付けるので全てに感謝という境地が訪れる。
よく感謝することがいいと言われますけれど、その感謝は無理やり感謝するのではなくて心の底から自然と湧き上がってくる感謝。それが感謝であって、その時の自分の気持ちは心地よくて愛であふれているものだと思います。そういう意味で感謝の気持ちが湧き上がることはいいことだと言われているのだと私は思っています。
自分に優しく♡
自分を大切にしていきましょう♪
ゆっくりと、コツコツと(*^^*)